ヘルパーが思うこと⑩:エコノミークラス症候群
- クリオ ラボ
- 4月1日
- 読了時間: 2分

弊社のヘルパーが普段の業務で考えていることや心がけていることを、率直にお話しします。第十弾は、利用者様の「エコノミークラス症候群」への対応についてです。
ご家族様や他社のヘルパー様の参考になれば幸いです。
エコノミークラス症候群は、長時間同じ姿勢でいることで血流が悪くなり、血栓ができやすくなる病気です。高齢者は、座位や臥位で過ごす時間が長いため、エコノミークラス症候群のリスクが高まります。弊社では、ご利用者様の状態に合わせて、以下のような予防策に取り組んでいます。
エコノミークラス症候群に対する
クリオケアセンターの予防策
●歩行可能な方へのケア
可能な限り、立って移動や移乗をしていただく機会を増やし、体を動かしていただきます。
足踏みや膝の曲げ伸ばし、足首を動かすなどの軽い運動をお勧めし、無理のない範囲でサポートします。
●臥位の方へのケア
排泄介助の際など、こまめに体位変換を行い、全身を動かします。ベッドの背上げ機能などを利用して、腰を曲げたり、足を上げたりする運動を行います。
座位の時間を増やし、足先の状態を確認しながら、冷えている場合は温めます。排泄介助で横向きになる際、ご本人にもできる範囲で体を動かしていただくように促します。
●共通のケア
できるだけ足を動かしたり、体位変換を行うことが大切です。車いすで過ごされている方には、足を伸ばしたり持ち上げたりするリハビリの時間を作ります。寝たきりの方には、時間を決めて体位変換や足の運動を行います。
これらのケアを通して、ご利用者様の健康維持に努めています。
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